小浜明通寺は深い森の中に

猫の額といえるほどの狭い境内に建つ真言密教寺院である

開創は9世紀坂上田村麻呂公が

ここに一宇の堂を建立したことに始まると伝えられる

その後、今より700年ほど前に

中興されたのが現在の本堂と三重塔とのこと

本堂は正嘉2(1258)年

三重塔は文永7(1270)年に上棟されたと縁起にあり

様式的にも合致しておりこれが建築年代と考えられ

ともに国宝に指定されている

 

小川の横の階段を上ると楼門がある

小川のせせらぎの音で心が洗われる心地である

 

下は門を入ったところ

鐘楼が見られる

 

少し上がって背後を振り返ると

東にある山並みが西日をうけパッと明るい

この境内の中の薄暗さとは対照的で心が和らぐ

 

参道を先に進むと

正面に本堂がちらりと見え期待が高まる

 

いよいよ本堂が近づく

本堂と三重塔は

狭くて起伏のある敷地をほとんど手を加えることなく

自然の形を素直に利用して配置計画を行ったと考えられる

本堂の正面は真南から少々へ東へ振っています

また三重塔の正面は本堂に比べ少々西に振っています

地形に逆らうことなく

人から見た視線を考慮しながら

柔軟に配置したことがうかがわれます

三重塔がある高台から

本堂と西日を受ける背後の山並みを見る

境内近くにある小浜出身の詩人山本和夫しの記念碑

設計は谷口吉郎氏

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