日本建築庭東京アトリエひとりごと
朝倉彫塑館は彫刻家の朝倉文夫氏が4年の構想と2年の工期ののち昭和9年(1934年)に竣工した。2013年には修復と耐震改修を終え再びよみがえった。自らが「全部日本的に、外国の真似を一切しないで、自分の独創でやる方針」だったという。大工棟梁小林梅五郎は、朝倉氏と意気があった8人目の棟梁だそうだ。エントランスを含むアトリエ棟を鉄筋コンクリート造、奥に住居を木造でつくり、それらに囲まれた部分に庭を設ける。現在建物は有形登録文化財、庭と敷地全体を国の名勝指定を受けている。その中でも彼自身が思索したという書斎(和風部分)とそこから見る庭が素晴らしい。彫刻でも「墓守」(1910年)は心の中までも写し出した素晴らしい作品である。建築、庭、彫刻と三拍子そろった見ごたえのある美術館である。
アトリエ屋上から木造住居棟と庭を見る
朝倉彫塑館
朝倉彫塑館は彫刻家の朝倉文夫氏が4年の構想と2年の工期ののち昭和9年(1934年)に竣工した。2013年には修復と耐震改修を終え再びよみがえった。自らが「全部日本的に、外国の真似を一切しないで、自分の独創でやる方針」だったという。大工棟梁小林梅五郎は、朝倉氏と意気があった8人目の棟梁だそうだ。エントランスを含むアトリエ棟を鉄筋コンクリート造、奥に住居を木造でつくり、それらに囲まれた部分に庭を設ける。現在建物は有形登録文化財、庭と敷地全体を国の名勝指定を受けている。その中でも彼自身が思索したという書斎(和風部分)とそこから見る庭が素晴らしい。彫刻でも「墓守」(1910年)は心の中までも写し出した素晴らしい作品である。建築、庭、彫刻と三拍子そろった見ごたえのある美術館である。
場所は山手線日暮里駅から歩いて数分ほどのところにある。 参考「総覧 日本の建築3 東京」(才本)