庭アトリエひとりごと
再び、頼久寺の飛び石
改めて、頼久寺の書院前の飛び石の話題です
上の写真を見ますと
砂利敷き部分は書院の軒先の直下に位置し
屋根から落ちる雨をはねないようにする機能を持っていることがわかります
その横に敷かれたまっすぐに伸びる直線状の縁石は
犬走と雨落ち砂利を分離する役割があります
この直線状の縁石を破る敷石が一つあり
この石は枯山水の庭園の中に入る飛び石に続いています
この飛び石はさらにつづき鶴石、亀石の中に入っていく
飛び石の先端は自然石を敷き詰めた直線状の延段となり
再び飛び石となって鶴石の背後から亀石へと進む
どこまでも用(用途)に美(デザイン)が与えられています。(才本)