日本建築ランドスケープ京都アトリエひとりごと
京都 京田辺酬恩庵(一休寺)巧みなアプローチ
豊かな緑に覆われた
つま先上がりのこのアプローチ空間の参道
厳かでありながら潤いがあり我々を包み込んでくれます
塵にまみれた外の世界から宗教空間への
心の準備のための長い参道です
下の写真を見ますと
右側の石垣の上に築地塀があり
その中にある檜皮葺の屋根が方丈建築です
前面道路から約3メートル(下の写真から判断して)上にあり
その高さに至るのに長いスロープが必要となります
その長いスロープをアプローチにすることで
この参道が外の世界から宗教空間への
心の準備のための十分のスペースとなっています
下の境内図は当寺院の説明チラシから転載
総門を入り参道を南に向かいます
参道の右側にある寺域に沿って最南端までスロープを上がり
そこから直角に右折し
さらにもう一度直角に右折して門を入り
方丈や庫裡のある境内に入ります
この行程は「の」の字型にぐるりと
大廻わりすることになります
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