鎌倉由比ガ浜にある吉屋信子記念館は

旧吉屋信子邸である

 

この地域には吉田五十八氏の設計した住宅など多くが残っている

大磯には有名な吉田五十八氏の自邸があるが

そこはまだ見学することはできない

もう一つ吉田茂邸もこの地にあり

2009年に火災にあったが2017年に再建され

大磯町郷土資料館別館として見学することができる

その他に先週ご紹介した山口蓬春邸や画室が葉山にある

 

門から長いアプローチを経て玄関が待ち受ける

プロ―ポーションやディテールが

吉田氏にしては少し大味なのは

これが新築ではなく

古い家を購入しての改修だからでしょうか?

しかし上下の写真を見ますと

軒庇により建物のスケールが落とされ

その下部のデザインに吉田五十八氏の心が込められているように思います

 

下は南向きの応接室

構造材の梁の端部処理が独特であるが

これは改修工事の結果でしょうか?

 

和室から応接室を見る

 

下は北向きの書斎

この窓には雨戸、網戸、ガラス戸、障子がはめられているが

すべての建具が戸袋に収納され全面開放することができる。

吉田五十八氏の住宅に多く見られる手法であるが、

その他南の建具ではそれができない。

改造工事ゆえでしょうか