京都庭アトリエひとりごと
泉涌寺 もう一つの小庭 重森三玲氏の佳作
泉涌寺にはもう一つ
規模は小さいながらなかなかいい庭がありました
錬成道場前庭園です
重森三玲氏が昭和48に完成した庭です
今回の講師で三玲氏の孫の重森千青氏の随行により
見学がかなった庭です
千青氏いわく
「晩年の三玲の作品には、大量の石を使って、しかも立石を多用した、
少々うるさい形態の庭園が多いが、・・・
そんな中で、肩の力も抜けた秀作といってよいのが本庭であるといえる」と
右端で立ってお話をされる千青氏
白砂に18石の石を配して
杉苔の築山と赤砂をセメントに混ぜた洗い出しなどを
バランスよく、程よい間合いで構成しています