もう一つ

三密になりにくい空間や使い方も大切です

 

家族は同じ住まいに住むことで安心感をいだきます

しかし気配を感じながらもちょっと距離を保って

自分の好きなことをする

そんな各人の居場所があるといいと思います

子どものコミュニケーション能力も

そんななかで育まれのではないでしょうか

上写真

コートをはさんで左にリビング・ダイニング

右にトレーニングルームを設けましたが

今ではこの部屋を皆がかわるがわる使っています

下写真も同じ住まいですが

リビング・ダイニングの書棚の向こうには

PC・書斎コーナーがあります

L・Dと空間は一体ですが

書棚の仕切りで程よく目隠し(一部穴あけて見通す)があります

 

家族がこれらの居場所を行ったり来たりすることで

三密を防ぐことができます

 

 

上写真は

田の字型間取り民家の改造ですが

かつての畳敷き部分と縁側部分の境界の一部に耐震壁を設け

構造強度を高めるとともに

元の縁側空間をパソコンコーナーとしています(下写真)

一つの空間の中に多様な居場所をつくる工夫です

 

上写真は

団欒と家族の居場所を直線状に並べました

(これらの部屋はすべて南向き)

家族間の距離は取れますが

お互いの気配を感じやすいつくりです

東端部には屋根付きのテラスがあり

ここも団欒スペースの延長空間で居場所となります