京都庭アトリエひとりごと
京都 八瀬近く 蓮華寺庭園の舟石
先日の京都訪問で二番目に訪問した
八瀬近くの蓮華寺
この寺の歴史は江戸初期の1662年に
移築再興された寺院
再興の際には
石川丈山、狩野探幽、隠元禅師など
当時の文人が協力した という
本堂や庭園は創建当初の姿という
上写真は室内から庭を見る
(下写真)
池の手前に浮かぶように見えるのは舟石
船体が低く下がる姿は
荷物をいっぱい積む入り舟の姿
満願成就で縁起が良いとされます
(下写真)
逆から見ると喫水線が高く
積み荷がなくこれから出港する出舟の姿
これも希望に満ちあふれてめでたいとされます
裏と表で反対の意味を持たせる
大変ユニークな舟石です
それにしても入舟 出舟ともに前向きにとらえ
縁起をかつぐ
そこがいいですね
(下写真)
この笠の背が高い灯篭を蓮華寺灯篭というとのこと