滋賀日本建築アトリエひとりごと
栗東市 旧和中散本舗 大角家住宅の建築
滋賀県栗東市にある旧和中散本舗 大角家住宅
9月20日から22日までの連休に
公開された機会に建築と庭を探索する
建物は重文(むかいの馬繋ぎや隠居所も含む)
庭は名勝
この地は旧東海道に面し
草津宿と石部宿の中間にある
「間(あい)の宿(しゅく)」で旅人の休憩所として栄えた
和中散は慶長の時代
この付近で徳川家康がおこした腹痛を
この薬で治癒した というのが始まりらしい
この建物の築造はチラシによると寛永年間(1624~)
他の建築書によると元禄ころ(1688~)で少々遅れます
どちらにしても1600年代の木造庶民住宅が残るのはまれである
店舗の間口は19m余りあり大きな木造建築です
「間の宿」の旅人の休憩所らしく
軒庇を持ち送り材で長く出し
ほっと安心できる空間をつくっています
この広い無柱空間は
旅人をこの中まで受け入れたの故でしょうか