滋賀日本建築庭アトリエひとりごと未分類
大角家(和中散本舗)の小休み本陣
和中散本舗 大角家住宅の脇に立派な門構えがある
これは「梅の木小休み本陣」と称せられ
天皇や大名らが小憩する場に提供された
チラシによれば
1652年ころから使われた記録があるとのこと
下写真は右に和中散本舗、正面に小休み本陣を見る
門を入ると視線は正面にある庭園まで繋がっていく
門を入ったところは
和中散本舗の大きな室内空間ともつながる
一つの空間が 視線により 他の空間とつながっていく
他の空間の様子をチラッと覚知できる
これは日本独特の空間的な原風景と考えられる
床・棚・書院が設けられた上段の間
明治天皇も少憩したという
ここから見る庭が国指定名勝にしてされている
床・棚・書院など書院造の造作や
すだれなどの室礼を合わせて
この場は総合的で見事な空間芸術である
日向山(にっこうやま)を借景とした庭