名古屋ボストン美術館で

2015年に開催された

「華麗なるジャポニズム展」

これは19世紀後半以降

日本の浮世絵などが西洋絵画に与えた影響を

作品で検証する貴重な展示会でした

またそれらの多を所蔵するボストン美術館の奥深さを

知る展示会でもありました

(残念ながら名古屋ボストン美術館は2018年に閉館した)

図録の表紙はモネの作品で

「ラ・ジャポネーズ 着物をまとうカミーユ・モネ」(1876年)

モネ夫人が着物をはおりポーズをとっているとこです

当時のジャポニズム熱をよく示しています

この展示会で最も多く展示された浮世絵は広重の名所江戸百景です

先日も紹介しましたが

その大胆な近景拡大型の構図に

西欧人はさぞかし驚いたことでしょう

下は「亀戸梅屋舗」とゴッホが模写し油絵

このゴッホ作品はファン・ゴッホ美術館の所蔵

 

「神田明神曙之景」の構図は

たくさんの西洋絵画に見られる構図です

 

 

これは東海道五拾参次「岡崎矢矧之橋

右はホイッスラーの絵です

ここにはありませんが名所江戸百景の

「京橋竹がし」は

さらにホイッスラーの構図の近いといえます