滋賀日本建築ランドスケープ環境・景観庭アトリエひとりごと
長浜 安楽寺の参道と庭園の不思議
長浜で最後に拝見した安楽寺
琵琶湖に続く起伏のない田園地帯の中に
忽然と松並木の参道が現れる
下の写真のように回りはほとんど水田
不思議な光景です
歴史的には
和銅年間(708~715)建立とあるが
いろいろ経緯を経て姉川の戦いで焼失し
彦根城主井伊氏が再建し現在に至るとされる
その門をくぐり書院から庭を見る
書院の南にある庭を
東方から西向きに見ると建造物など
遮るものがなく大きな空が広がる
寺院としてはあまり経験したことがない雰囲気です
中央付近にある門は
先ほどの参道の松並木の正面に見えた門です
東にも付近は水田ばかりで遠方に伊吹山が眺望できる
これも借景といえるでしょうか
実は伊吹山の右に見える大きな白い壁は
セメントの製造プラントです