京都庭アトリエひとりごと
酬恩庵 方丈庭園
酬恩庵方丈を囲む庭は江戸初期の作で
当寺の案内によると
石川丈山、松花堂昭乗などの合作とされ
名勝指定されている
下写真の正面生垣の向こうの建築は
左に一休宗純の廟(瓦葺屋根の建物 今は宮内庁の管理下にある)と
右に先ほど見学した虎丘庵(檜皮葺)が見える
庭はさつきの刈込と白砂
方丈の東に回ると
長細い庭に石組で十六羅漢をあらわす
さらに方丈の東北角に大きな蓬莱石を置き
この石組群のクライマックスとなる
この一群の石組は大徳寺大仙院庭園と
よく似た構成の枯滝石組ではあるが
少々緊迫感に欠けると思われる
北東角からさらに西に進む方丈北側の庭
解説書によると手前にある石組は鶴亀兼用の石組とのこと