2022/04/01 愛知県日本建築アトリエひとりごと 岡崎・滝山寺 建築のお宝 桜のシーズンが到来した先日 岡崎城のほか滝山寺と大樹寺を見学した ただし岡崎城はウイークデーにもかかわらず 周辺道路は大渋滞で駐車場にも入れず 車の中から遠目に眺めて終わった 滝山寺本堂(重文)は中世本堂建築の逸品である 屋根は寄棟の檜皮葺 軒の出が深く 写真では壁部分は暗くてはっきり見えない 全体の印象は 中世本堂建築特有の謙虚な美しさにあふれている 寺の縁起によると 鎌倉前期の1222年に着工とされるが 実際はそれ以後で 室町時代の南北朝期の建立とのことである 約1㎞下った公道脇にあるポツンとある三門(重文) 寺が盛んな頃には 本堂と三門の間は広い寺域であったと想像できる 今は民家が隙間なく密集してあり 時の流れを感じる 三門は鎌倉期の1267年の建立 これも堂々たる名建築である この寺にはもう一つ重文の彫刻がある 運慶作の聖観音菩薩立像、梵天、帝釈天の三尊像 その話は長くなるので次回にいたします Related Posts この記事もよく見られています 2017/12/01 日本建築アトリエひとりごと 吉備津神社の拝殿 2018/05/12 奈良日本建築アトリエひとりごと 奈良 高畑 志賀直哉旧居 2018/09/01 日本建築庭アトリエひとりごと 本居宣長旧居 賛美2 最高の男の書斎 2019/01/04 日本建築ランドスケープアトリエひとりごと 近江八幡 正月の八幡堀風景 前の記事 一覧に戻る 次の記事