園城寺の後 坂本の町や庭を見る

坂本の町は西に控える比叡山登山のに出発点にあたる

そのため町全体が西へ行くほど海抜が上がる

そんな地形の中に延暦寺の門前町をつくり

また多くの寺院がつくられた

その結果坂本の町の中には

多くの石垣が見られことになった

そんなこともあり穴太衆とよばれる

石垣づくりの専門職が生まれたのであろう

やがては戦国時代の城を支える石垣をつくるために

全国的に活躍するようになるのであろう

(上写真)滋賀院門跡の庭は名勝指定された著名な庭だが

庭の敷地確保にも穴太積石垣があり

そのことが大きな特徴となっている

 

 

(下写真)滋賀院近くにある穴太積み石垣

こんな石垣が坂本の町の随所にみられる

 

穴太衆が自然石を使って自由奔放に組み上げた石垣

ビジュアルには加工石で積まれた石垣とは全く異なる

またこれで構造的には大丈夫なのか

と思う部分もあるがそんな心配は全くないとのこと

経験による匠の技である