2022/07/15 三重絵画展示会アトリエひとりごと 宇田荻邨展 三重県立美術館 先日三重県立美術館で宇田荻邨(てきそん)展が行われた 初めて聞く名前の画家ではあるが たまたまチラシを手にしてぜひ見たいと思った 抒情的で繊細な京都の風景を描いている 松坂の出身で1896年(~1980年)生まれで 京都で菊池契月に師事したとある 上はそのチラシで 絵は「飛香舎(藤壺)」1966年(松阪市蔵) 飛香舎(ひぎょうしゃ)は内裏の女御の住まいとか 源氏物語でも名高いこの殿舎を シンボルの藤で覆い象徴的に描いた美しい絵 下は京都の「祇園の雨」1953年(三重県立美術館蔵) 雨の祇園風情を格調高く描いている 下は私が9年ほど前に行った時の写真 京都祇園の白川越しに料亭を見る 上の絵と比べると 桜満開のシーズンでもあり 店の中から熱気がムンムンと伝わり 雰囲気は全く異なるが 場所的にはほぼ近いところでしょうか Related Posts この記事もよく見られています 2021/03/05 絵画展示会アトリエひとりごと 名所江戸百景の構図はヨーロッパに大きな影響を与えた 2021/08/13 絵画展示会アトリエひとりごと 「華の都 江戸 名所江戸百景名品選」展 2022/01/07 絵画展示会アトリエひとりごと 大雅と蕪村 ー文人画の大成者ー 2022/04/12 彫刻絵画展示会アトリエひとりごと 名古屋市美術館のゴッホ展と屋外彫刻 前の記事 一覧に戻る 次の記事