八事八勝館では

国の重要文化財に指定を受けたことで

現在見学会を行っている

堀口氏は八勝館にかかわる以前に

数寄屋や茶室に関する膨大な研究をし

そこから多大な影響を受けた

八勝館の建築はそれらの集大成である

桜の間にも桂離宮や妙喜庵待庵などの影響が見られる

そしてここには堀口氏自筆の和歌が掛けられた

 「たかくおもい きよく生きなむ ねがいにぞ

   すきびとみちを えらびたりしか」

その時の心情をすなおに奇をてらわず

しかも平易に吐露しています

さすがに大家ですね

偉ぶらずにひたすらに謙虚に

建築に美を求め前に進む

だからこそ可能となる境涯と建築作品です

桜の間の堀内氏の掛け軸

桜の間から庭を見る