現在半田市中心にある

半田運河や蔵がのこる地域は

「蔵のまち」を引き継ぐ修景がなされ

まちづくりが行われている

上写真はミツカンミュージアムの正面全景

鋳物の赤い郵便ポストも昭和の時代を思い起こさせる

 

上はミュージアム正面のエントランス

古くからあった木造工場のイメージを継承したという

右手のレンガ壁は

木造工場の延焼防止のために

随所に建てられていたという防火壁

を継承したデザイン

 

下写真はミツカン酢事務所付近の修景

塀は昔懐かしい黒く塗った木製の大和塀

これは戦後の多くの地域で見られた

 

ミツカン酢の関連建物は

もともと蔵や工場の外壁は木造の下見板張りで

近代以降は海の潮風に強い

コールタールが塗られていた

現在の改修や増築もそれにならい

黒色でまとめられている

2015年に完成したミツカンミュージアムの外壁は

現代の素材である

アルミスパンドレル(アルミ薄板の加工品)とのことだが

既存建物に合った色とデザインを施すことで

大きな建物であるにもかかわらず

不自然さなくまとめられている

また周辺のまちづくりも

案内地図やその他サインも充実し

ちょっとした空き地に休憩所をつくったり

見学客にはうれしい場所となっている