街歩き滋賀ランドスケープ環境・景観アトリエひとりごと
奥琵琶湖 長浜 鶏足寺の紅葉
鶏足寺の歴史は古く
以前は己高山(ここうざん)山頂近くに
奈良時代に行基や白山信仰の泰澄
により草創された
そして時代が下り最澄が伽藍を建立し
己高山鶏足寺と改め
天台寺院として再興されたという
室町期や戦国時代には隆盛を極めたが
その後は衰退して昭和8年には焼失した
下の絵地図は
己高山の山頂近くにあったころの
鶏足寺の伽藍の図である
焼失後 現在の鶏足寺は
草創期に鶏足寺の別院であった
旧飯福(はんぷく)寺の跡地に置いている
本尊の十一面観音菩薩像は
火災の際 近くの興志漏(よしろ)神社に
移してあり無事であった
現在は己高閣で拝観することができる
下は現在の鶏足寺の参道
いろいろなトーンの紅、黄と緑が混じり美しい
参道に落ちた紅葉を踏みしめながら上を目指す
下は階段を登り切った
最高部にある本堂付近の風景
本堂は仮設的な建築である
下は鶏足寺の寺宝を展示する己高閣