市中山居の家 4回目はいよいよ

玄関ホールから団欒のスペースに入っていく

北側にある茶室とはうって変わり

太陽の光をいっぱい受ける室である

木造の梁が見える空間は

2階がない部分で

屋根を支える梁を見せている

また開口部はフルオープンの引き込み扉として

高さにもゆとりをもたせている

その結果 外部との一体感が強調され

空間にゆとりと潤いが生まれた

(下写真)キッチンをかくすL型平面の壁は

2階の外壁をの角(かど)部を支えており

耐震性を高めためのレイアウトである

この壁は冷蔵庫をかくす壁も兼ねている

 

(下写真)ウッドデッキから内部を見る

開口部が引き込みでフルオープンのため

広い開口面積となり

内外に一体感が生まれる

デッキの左は道路境界線で

道路を隔てて中低層のマンションがあるが

そこからの視線を中低木の植栽で遮っている

まだ成長途上の部分もあるが

今後さらに成長し

程ほどよく対面からの視線を

遮ってくれる予定である

 

 

下写真はリビングスペース

どうしても抜けなかった柱が見えるが

この柱はリビングスペースと

背後にあるピアノスペースを

(現在はまだピアノは置かれていないが)

それとなく分ける柱として計画した