今の時代から見ても

何ら輝きを失わない

建築のよさをもったいくつかの住宅作品を

これまでに未発表の写真もつかい

紹介させていただきます

 

 

最初に取り上げる住まいは

名古屋東部の閑静な住宅街にある

「四季の移ろいを楽しむ住まい」です

上の写真は正面から見た写真

敷地奥で地盤が高くなっていることを利用して

住居の地盤面を車庫のレベルよりあげている

右手の庭は道路側のソト庭と住居側のウチ庭を

コンクリートの壁で分離し

どちらも適度な広がりをつくった

玄関は左端の列柱に沿って奥に入り

前棟と後棟の中間に位置する

前棟には団欒室

後棟にはプライベート室をおく

その中間には玄関のほか

水回りとコート(中庭)を配置する

車庫もコンクリート壁を活用しながら

鉄骨造で組みあげた構造

 

(下)コンクリート壁の内側にあるウチ庭

住居の前棟には団欒の中心があり

天井高を高くして明るい日差しを呼び込んだ

ただし庇は長く出して 夏季の余計な熱は遮蔽する

 

(下写真)玄関は前棟(右)と後棟の中間に位置するが

玄関を入ると

細い異形鉄筋でデザインされた階段をちらりと見せる

これは後棟の2階へ上がる階段

正面の広いガラス面の向こうにはコート(中庭)が広がる

 

下は逆方向から見た階段

正面の部屋がリビング・ダイニングとキッチンを含む団欒室

 

コートから見た階段室と団欒室の夜景

 

玄関ホールと団欒室 仕切りがなくオープンな状態

(下)冬季はエネルギーを節約するためにも

仕切りを滑り出してリビングを暖かく使用する

 

(下)オールインワンの団欒室

手前にダイニング

奥の左はリビング、右手のパーティションに

囲まれたところがキッチン

 

(下)後棟の寝室

この室もコートに面している

正面に団欒室が見える

 

コート(中庭)から見た室内の夜景