高山の伝統的建築物群保存地区の町並みにある

もう一つの重文建築は日下部邸

日下部邸は江戸幕府の天領時代に

幕府の御用商人として栄えた家柄

明治8(1875)年 1032戸が焼失した

高山の大火の焼失後

明治12(1879)年に再建された

時代も明治へと移り

江戸期天領時代の幕府の統制もなくなり

その経済力を背景に棟が高い二階建の

「はでな」大きな住宅をつくったといわれる

外観

1階窓の格子は

下部で密に、上部で3本中1本を抜き

この部分から室内へ光を取りこんでいる

中に入ると大きな土間とミセがあり

上部は吹き抜けており

屋根面直下までの大空間となっている

向かって右側が客が入る空間

左側は囲炉裏がある台所で

プライベートな空間となる

吉島邸にはプライベートに移るこの境界に

格子の引き込み扉があったが

ここではなくし大きな一体空間の土間としている

ミセの間を見る

正面に庭をとり明るい

 日下部邸の台所の吹き抜けの上部(2階部分)には

下階を見下ろすことができる窓があるのが特徴

源氏物語絵巻の絵のような吹き抜け屋台と

同じような視線で1階空間が見ることができる

下は2階のその窓から1階のミセ方向を見下げたところ

下は囲炉裏のある台所を見下げた所

吹き抜けの上部の壁に横連窓を穿ち

光をふんだんに取り込んでいる

下は台所

背面上部から入る光で程よい光が差し込む

 

吹抜け上部の窓は

台所の煙り出しの機能も持つ

 

建築設計事務所 才本設計アトリエ 和風建築から学ぶ 和モダン住宅(和のよさをとりこみながら現代的な生活ができる家) リノベーション 民家再生 茶室  光、風、緑とともに暮らす家 コートハウス 外部空間を生活空間の一部 とする住まい 夏涼しく冬暖かい家 自然災害に強い家 耐震住宅 終の棲家 バリアフリー住宅 その他 オフィスビル 診療所マンション 随時無料相談会開催 ご気軽にお問い合わせください 愛知 名古屋 岡崎 東三河 津 岐阜 建築家・一級建築士 才本清継