岐阜街並み日本建築ランドスケープアトリエひとりごと
外観
ここではなくし大きな一体空間の土間としている
正面に庭をとり明るい
下は2階のその窓から1階のミセ方向を見下げたところ
光をふんだんに取り込んでいる
台所の煙り出しの機能も持つ
高山 日下部邸
高山の伝統的建築物群保存地区の町並みにある
もう一つの重文建築は日下部邸
日下部邸は江戸幕府の天領時代に
幕府の御用商人として栄えた家柄
明治8(1875)年 1032戸が焼失した
高山の大火の焼失後
明治12(1879)年に再建された
時代も明治へと移り
江戸期天領時代の幕府の統制もなくなり
その経済力を背景に棟が高い二階建の
「はでな」大きな住宅をつくったといわれる
外観![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_141320-1-675x506.jpg)
1階窓の格子は
下部で密に、上部で3本中1本を抜き
この部分から室内へ光を取りこんでいる
中に入ると大きな土間とミセがあり
上部は吹き抜けており
屋根面直下までの大空間となっている
向かって右側が客が入る空間
左側は囲炉裏がある台所で
プライベートな空間となる
吉島邸にはプライベートに移るこの境界に
格子の引き込み扉があったが
ここではなくし大きな一体空間の土間としている![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_135552-675x506.jpg)
ミセの間を見る
正面に庭をとり明るい![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_140113-675x506.jpg)
日下部邸の台所の吹き抜けの上部(2階部分)には
下階を見下ろすことができる窓があるのが特徴
源氏物語絵巻の絵のような吹き抜け屋台と
同じような視線で1階空間が見ることができる
下は2階のその窓から1階のミセ方向を見下げたところ![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_140528-675x506.jpg)
下は囲炉裏のある台所を見下げた所
吹き抜けの上部の壁に横連窓を穿ち
光をふんだんに取り込んでいる![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_140556-675x506.jpg)
下は台所
背面上部から入る光で程よい光が差し込む
吹抜け上部の窓は
台所の煙り出しの機能も持つ![](https://www.saimoto.jp/wp-content/uploads/2025/02/IMG_20231108_135912-506x675.jpg)