京都東福寺の方丈の四周には

重森三玲による八相の庭があまりにも有名で

多くの人を集めている

 

下は重森三玲の方丈南庭

下は同じく三玲氏による方丈北庭

リユース石板と苔の市松模様

右方に進むにつれて崩れながら

フェードアウトしていく市松模様は

日本人の情感を呼び覚ますのではないか

 

この寺院にはほかにも見せ場があり

その一つのは「洗玉澗(せんぎょくかん)」と名付けられた渓谷を

生かした庭づくりである

その渓谷には東から臥雲橋(がうんきょう)、通天橋、

偃月協(えんげつきょう)の三橋がかけられる

中央にある通天橋は方丈と普門院を結ぶ橋で

観光的には最もよく使用する橋で

この周辺には多くの紅葉がある

下写真は紅葉のシーズンの渓谷の景観である

 

下 渓谷から通天橋を仰ぎ見る

 

通天橋には多くの観光客が載り

紅葉見物をしている

こんなにたくさんの人が載って

橋が壊れるのではないかと心配になるほどだ

 

通天橋には展望用に橋から張り出たスペースもあり

観光客にはうれしい計らいだ

この写真は青紅葉の季節に撮影

通天橋の展望スペースから見る

遠くに見える甍屋根の建造物は

龍吟庵へのアプローチに架かる橋 偃月橋

 

下 この写真は方丈北庭から見た通天橋

 

(下写真)方丈の西庭と北庭の間につくられた通天台から通天橋を見る