日本建築京都庭アトリエひとりごと
酬恩庵 方丈と庫裡がつくる空間の陰影
前回紹介したように「の」の字型に歩を進めると方丈のある寺域に達する
一休禅師が1456年以降 この寺の堂宇を再興した
重文に指定されている方丈(玄関付)や庫裡は
その後 江戸初期(1650~57年)に再建されたもの
下写真の左にある妻を見せる建物が庫裡
右手の檜皮葺が方丈
その手前の瓦葺の唐破風の屋根が方丈の玄関である
一般拝観者は庫裡に入りそこから方丈に至ります
庫裡に入るとやや暗い内部空間
次の方丈に至る前にはオープンな庭の前を通り「明」を感じ
方丈の玄関と交差す地点でやや「暗」を感じ
そして方丈前の縁側に到達し視界が
一挙に開けて庭を見せる という仕組みです
方丈玄関との交点
そして一挙に開け庭を見せる
下写真
一方 方丈玄関からのアプローチでは
花頭窓の額縁からちらりと庭を見せる演出がある
さらに進み全貌を見渡す
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