日本建築庭東京アトリエひとりごと
玉堂美術館の建築と庭園2
玉堂美術館の庭園
建物とともに昭和36年に完成
美術館のチラシによると
作者として中島健と吉田五十八の二人の名が連ねられている
これは作庭家の中島氏がデザインし
建築家の吉田氏が建築的見地から意見を述べた
ということであろうか
水を一切使わない枯山水庭園
しかし築地塀の向こうには渓谷状の多摩川の流れが
涼やかな音を立てている
流紋が描かれた一面の白砂の中に
中央に延段状の敷石を配し
周辺に刈り込みと自然石を配し
それぞれに十分な「間」を取り
バランスよく素晴らしいデザイン
安らぎを得ることができる庭です