日本建築ランドスケープ京都アトリエひとりごと
昨年の台風で醍醐寺の桜が大きな被害・・・しかし五重塔は
4月8日に京都醍醐寺で花見をしたとき
枝垂桜の形が変わったことに気が付く
下の2枚の写真は三宝院の日本画家奥村土牛の
「醍醐」のモデルになった桜です
上は今年4月8日
下は2015年3月28日の写真
比較すると大きく枝を減らしています
あらためて醍醐寺のHPで確認すると
台風のあと10月6日まで
伽藍を整備するため拝観を中止していたとのことである
その間 折れた枝などを伐採など整備したいたのでしょうか
残念なことです
もう一つ
霊宝館の横の桜
上の写真が今年4月8日
下が2015年3月28日です
上は右半分の枝がなくなっています
そして最後は平安時代に建立された五重塔です
台風に動じずにまっすぐに立っています
西暦951年に建立されてからこれまで1000年以上の間
多くの地震や台風を経験しながらいまも傾くことなく
不動の姿を見せています
コンピューターで構造計算したわけではなく
経験による技でつくり出したのですね
日本人の技術力はすごいですね