日本建築庭アトリエひとりごと
多治見 新緑の永保寺
昨日建築団体のセミナーで多治見永保寺を訪ねる
新緑の名庭は凛として美しかった
観音堂は軒に現わしの扇垂木がなく板張りで
組み物も簡素である
しかし軒ぞりは禅宗様そのものの強い反りをもつ
今回初めて内部を見学したが天井もフラットな板張り
禅宗様建築としては異色である
波連子欄間を通して外部を見る
しかし下の開山堂は最盛期の禅宗様デザインとなっている
上の観音堂は夢想国師が1314年に建立
まだ鎌倉時代である
そして下の開山堂は1352年
室町に入ってのちの建立である
開山である夢想国師などを祀っている
両者の時代の違いが様式の差として表れているのであろうか
才本設計アトリエ 建築事務所 建築家 一級建築士 才本清継
今まで日本人がつくり続けてきたものからヒントを得たいと思い歴史的な空間遺産を体験しています
わが社は建築設計事務所として住宅をはじめとして診療所、共同住宅、オフィス日本全国で設計監理活動を行っています
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