滋賀日本建築庭アトリエひとりごと
彦根城 玄宮園庭園
彦根城天守閣が1606年に完成した後
庭園は江戸初期井伊家2代または4代当主が最初に築造
その後江戸末期に11代当主が大規模に増改築したとされる
大きな権力と資金力によってつくられた大規模な大名庭園です
池泉回遊ができ
この池泉から琵琶湖まで漕ぎ出ることもあったらしい
上の写真は庭園入り口から臥龍橋を見る
美しい景観です
下は臥龍橋付近から本庭の中心部を見る
正面は鶴鳴渚(かくめいしょ)という中島
残念ながら庭園の規模が大きく
石組は遠目にしか見えません
それでもそこにかけた創作のエネルギーは伝わってきます
(下写真)
先ほどの視点から対岸に進むと
天守が見えてきます
右手は中島・鶴鳴渚でこのあたりは激しい石組を見せていますが
構成は素晴らしいですね
さらに歩を進めると
池の上にたたずむ臨池閣が天守と重なるように見え
この庭の最高のビューポイントが出現します
左は中島・鶴鳴渚で
ここから見るとなだらかの丘の表現で
臨池閣横の丘とも呼応し
大変美しい景観です
才本設計アトリエ 一級建築設計事務所 一級建築士 才本 清継
私どもは建築設計事務所として住宅をはじめとして診療所、共同住宅、オフィス日本全国で設計監理活動を行っています ご気軽にお問い合わせください
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