日本建築庭東京アトリエひとりごと
六義園の四阿 つつじ茶屋
六義園の中には
いくつかの四阿(あずまや)があるが
中でもつつじ茶屋の建築がおもしろい
山陰橋の橋上から
遠景として見るつつじ茶屋
下はつつじ茶屋近景
このつつじ茶屋は明治時代
岩崎氏がつつじの曲がりくねった古材で建てた
その曲がりくねり方があまりにも特異で
見る側はおもしろいのですが
つくる立場からは
大変ご苦労されたことが想像できます
特異な材料ゆえ現在は傾き
倒壊防止のため斜め材で補強されている
この補強材がなければ・・・と思うと残念である
つつじ茶屋の中から山陰橋方面を見る
曲がりくねった部材を見てください
下写真は開放的に抜けた壁を正面に見て
天井を見上げる
前回みた門と同様に竹材が使われている
屋根の母屋と垂木が竹で構成され
それを化粧として見せる天井です
(化粧屋根裏天井という)
紐で緊結され
几帳面な作りで美しいですね!
一級士建築士事務所 才本設計アトリエ 東海地方を中心に全国で建築監理業務を行っています 建築家 一級建築士 才本清継 かたわら世界や日本の建築や庭園をめぐり学んでいます 温故知新 光、風、緑あふれるコートハウス 夏涼しく冬暖かい家 バリアのない誰もが使いやすい住まい ご気軽にお問い合わせください