日本建築アトリエひとりごと
滋賀県野洲の兵主大社
兵主大社(ひょうずたいしゃ)は
元来中国の信仰に由来する「兵主」の神を
渡来人が祀ったの起源とされる
欽明天皇(539-571年、聖徳太子の祖父)のときに
当地に遷座されたという
中国渡来人の審美感であろうか?
この建物配置は鳥居から楼門、拝殿、本殿と
一直線上の強い軸線にのっている
鳥居前の前から見る
楼門の前に立つと
先にある拝殿の姿がすっぽりと額縁に入ったように見える
視覚的な効果をねらい
なかなかの見事な光景です(下の写真)
左右にあるシンメトリーの透けた翼廊の存在も美しさを際立てている
楼門・翼廊は墨書により1551年の戦国時代の建立
県指定の文化財
拝殿