慈光院は江戸時代初期(1663年)に

茶人片桐石州が創建

石州好みの茶室が付設された

書院(国指定重文)とともに

その庭園(国指定名勝)が有名です

この庭に込めた石州の思いは

眼前に広がる大和平野ののどかな風景と

遠望される三輪山など諸山を見せること

余計な視野を閉ざすための刈込である

 

葉の色を見ても多種の緑があり

いろいろ混植されていることがわかります

そして樹木は季節ごとに花を咲かせます

この時期はつつじやサツキ

普段は刈込をひと固まりで見ているが

花が咲いて刈込に混じる樹種を知ることができる

この大刈込(上の左側、下の中央の刈込)は築山の上に築かれたもの

ここでは外の景色を遮断しています