日本建築京都アトリエひとりごと
上醍醐の清瀧宮拝殿 山の斜面に建築を建てる
京都市の醍醐寺には
背後の山上に 上醍醐伽藍がある
平地がほとんどない山中に
国宝薬師堂(1121年建立)を筆頭に
多くの建築文化財がある
その中の多くは高低差のある敷地に石垣を築き建築
清瀧宮の本殿と拝殿(国宝1434年建立)は
山の斜面の上下に建っている
上の写真
中央手前に拝殿そして
右手上の上方に本殿の屋根がちらっと見える
拝殿は写真向かって右側(北)の既存地盤を
建築地盤(GL)と設定し
左側(南)下がり斜面の厳しい地形に
その地盤状況にあわせて工夫し工法を考え
600年先の現代まで建ちつづける建築をつくる
そんな工匠たちに頭が下がります