昨日庭園仲間と久しぶりの京都を訪れる

梅雨シーズン真っただ中であるが

時々雲間から陽光がさし

いろいろな情景の庭園を楽しむことができた

圓通寺は13年前の訪問に続き二回目ですが

今回改めて感じたことがあります

見た瞬間 比叡山の存在が

非常に大きく感じたということ

そしてじっくり見ていくと

床と内法鴨居で切り取られた景色

濡れ縁から枯山水の庭へとつながり

石組 正面の刈込

まっすぐ天に伸びる杉と桧の木立

そして最後に比叡山の借景

そのすべてが巧みなバランスで構成されていることに気が付きます

すべてが緻密に計算されているのではないかと

思いうほど美しいいバランスの景色です

その結果 比叡山が神々しく感じるほどです

これが後水尾天皇の構想力であり

のちに修学院離宮のデザインにつながっていくのですねえ

(下写真)時々雲間から太陽光が差し込み

パーッと明るくなる