日本建築京都庭アトリエひとりごと
圓通寺 庭屋一如の世界
圓通寺 庭屋一如の世界
日本の建築空間は床と天井
そして柱だけで構成される
下写真のように圓通寺の本堂も同じです
日本の歴史的建築
特に住まい建築が進化した室町時代以降
柱は角柱となり細くなり
引き戸が主流になる
引き戸は外せば
残る空間のエレメントは床と天井と柱だけ
この頃から庭と建築の関係がより強くなってくる
というよりは むしろ出発点は逆で
内部と外部
両空間を一体化したという強い思いから
このような空間構成に至ったのですね
この日本人のDNAは現代でも決して変わることはありません
ただし現代は
より生活の豊かさを求めて
ストレスのない温熱環境を求めながら
このDNAを満たしていくか
これがこれからの住まいづくりの課題です