2020/10/05 プロダクト日本建築アトリエひとりごと 和中散をつくる巨大な木製機械 和中散本舗の和中散という薬は 徳川家康の腹痛を治して一躍有名になった薬で ここには製造する機械が今も残っている 和中散は薬草を粉にひいてつくる その仕掛けが大規模で 当時大きな需要があったことが推測される 上写真で手前にある石臼に乾燥した薬草を入れ その臼に空いた穴から下に落ちが薬草が さらにその下にある石の間に挟まれる 上の石が回転することで挟まれた薬草が粉になる そこで上の石を回転させるための仕掛けがすごい その石の回り大きな木の歯車がある さらにその歯車を回すため垂直に立つ歯車が二枚あり もう一つその奥に直径4mの 大きな円形の木製の輪がある 実はそこに人間が2人入り歩いて輪を回転させる という仕組みです 水の力で動かせば水車ということになりますが 人が回すので「人力車」とでもいえそうです 水車からヒントを得て人が回すことを考えたのでしょう Related Posts この記事もよく見られています 2017/12/01 日本建築アトリエひとりごと 吉備津神社の拝殿 2018/05/12 奈良日本建築アトリエひとりごと 奈良 高畑 志賀直哉旧居 2018/09/01 日本建築庭アトリエひとりごと 本居宣長旧居 賛美2 最高の男の書斎 2019/01/04 日本建築ランドスケープアトリエひとりごと 近江八幡 正月の八幡堀風景 前の記事 一覧に戻る 次の記事