「都林泉名勝図会」続編

この庭園案内書は11年(1799年)に完成

作者は秋里籬島(あきさとりとう)

籬島は号で籬島軒秋里ともいう

秋里は安永9年(1780年)に出版した「都名所図会」が当たり

それ以降「大和名所図会」「東海道名所図会」などを出版

名所の見どころなどの説明もある旅行案内である

その後の盛んに出版される名所図会の先駆者といわれる

その後名所絵として浮世絵もたくさん描かれるようになる

以前のプログで取り上げた

北斎 富嶽三十六景(1831年)

広重 東海道五十三次(1834年)

広重など 中山道六十九次(1837年)

広重 江戸名所百景(1859年)などなど

浮世絵には説明文はないが

この頃にはこれらの案内書や浮世絵を見て

多くの人が旅をしたことでしょう

江戸も末期となり経済的にも豊かになり

市井の多くの人達が旅をした時代背景が考えられます

下は大徳寺の本坊方丈庭園