2021/07/05 京都庭アトリエひとりごと 西芳寺 もう一つの世界 修行の場 前回取り上げた西芳寺の池泉庭園は 池と建物と植栽がつくる華麗な景観の世界 西芳寺にはもう一つ全く異なる世界があります 向上関という門を入りあがっていくと そこは荒々しい石を組み上げた全く別の世界が広がる 亀石組 枯滝石組 座禅石あり 座禅堂の指東庵あり 上、下写真は滝組 ここは本格的な枯山水庭園の端緒ともいわれる しかし場所が山の中腹にあり 落ち着いてみる庭ではないように思える またこの荒々しい石組から考えれば 見て楽しむ庭ではない 座禅石や座禅堂の存在から考えれば ここで夢窓疎石が目指したことは 厳しい修行の場づくりと考えるのが妥当のようです (下写真)右手の大きな石が座禅石 Related Posts この記事もよく見られています 2017/11/07 京都庭アトリエひとりごと 二階から見る無鄰菴庭園 2018/04/12 京都庭アトリエひとりごと 大徳寺 龍源院の建築と庭3 2019/03/25 京都庭アトリエひとりごと 東福寺方丈庭園 南庭の石組み 2020/06/20 日本建築京都庭アトリエひとりごと 圓通寺 庭屋一如の世界 前の記事 一覧に戻る 次の記事