日本建築庭アトリエひとりごと
暮雨巷を見る
昨日 庭の仲間と
瑞穂区にある暮雨巷を見る
建物の主室など主要部分が
県文化財に指定されている
上写真 左が主室
右は原叟床と呼ばれる茶室がある
江戸時代中期に
前津台地(現在の上前津2丁目)にある龍門園
という名園の一隅の景勝地に建てられた
そこから見た東方の景色が良く
野原に連なりその先に八事や猿投の山々が
眉墨を引いたように見えたという
大正10年に現在地に移築された
暮雨巷と呼ばれる所以は
たそがれの時 雨が降るときなどに
主室の欄干によりかかって
その東の景色を見ることが風情がある
ことから名づけられた
主室を見る
主室の下屋部分
ここに座って欄干によりかかり東の風景をみた