2021/09/10 日本建築庭アトリエひとりごと 犬山 有楽苑の庭 有楽苑の国宝茶室如庵と旧正伝院(重文) 織田有楽作の茶室と隠居所である 犬山のこの地に移設合体されるにあたり 路地庭が堀口捨己により計画され 1972年に完成している (下写真)南の門から入ったところ 左に正伝院書院 右に如庵を見る 路地庭の中心に置かれた大きな石は 飛び石の結節点となり 向こうに行けば如庵 左へ行けば正伝院縁側 左手前を行けば正伝院の北にある土間へとつながる (下写真)如庵 客人が入る躙り口は 深い軒屋根と三方壁に囲まれ 風雨から守られ また必要のない視線をさえぎる またその空間に影を落とすことで その均整の取れた外観に明暗のメリハリをつける 美しい姿ですね (下写真)これは正伝院土間に向かう路 ここから見る視線はその向こうにある壁も抜け さらに向こうの光と緑をチラッと見せ 苑の奥深さを感じさせ 見る人の興味がさらに奥へとすすむ その向こうにある開口部とは 下写真の玄関入口 下は庭の背面(北)にある玄関土間 有楽苑正門からアクセス路からの人を迎える ここは名鉄犬山ホテルからのアクセスともなる Related Posts この記事もよく見られています 2018/01/23 日本建築京都庭アトリエひとりごと 京都 大徳寺興臨院(つづき) 方丈から庭を見る 2018/09/01 日本建築庭アトリエひとりごと 本居宣長旧居 賛美2 最高の男の書斎 2020/06/20 日本建築京都庭アトリエひとりごと 圓通寺 庭屋一如の世界 2021/08/10 本の紹介日本建築環境・景観庭アトリエひとりごと 白鳥庭園開園30周年によせて「白鳥庭園」とprocess誌 吉川元男特集 前の記事 一覧に戻る 次の記事