日本建築京都アトリエひとりごと
酬恩庵 本堂(仏殿)は正統的な禅宗様建築
酬恩庵本堂(仏殿)は正統の禅宗様式をもつ
大変美しい建築で
国指定重文に指定されている
酬恩庵の歴史は
鎌倉時代に臨済宗の高僧が
中国の禅を学び帰朝後
道場を建てたのが始まりで
その後 室町期の康正年間(1455~1456)に
一休宗純が再興
さらに1650年に
前田家三代の利常が再興した
という歴史を持つ
当寺HPに本堂(仏殿)は
永享年間(1429~1441)に
室町六代将軍足利義教公により建立とある
(ただし下写真の文化財看板には1450年とある)
この境内の中で唯一 一休以前の建築である
細部は正統的な禅宗様式をもち
華頭窓や扇垂木 ピンと跳ね上がった軒の線など
大変美しい均整のとれた建築である