滋賀日本建築庭アトリエひとりごと
園城寺 金堂の脇にある閼伽井屋は?
閼伽井屋は金堂の西側に
金堂に寄り添うように存在する小建築
ついつい見過ごしてしまいそうなかわいい建築であるが
これも重文建築である
(下)左端が金堂 その右にある小建築が閼伽井屋
北政所が慶長5年(1600年)に
この霊泉の覆い屋として寄進した建築
閼伽とは仏に供える水のこと
この堂の中を覗くと今でもボコッボコッと
水が湧き出る音がする
この水は天智、天武、持統の三天皇が産湯に用い
これが「三井寺」(園城寺の別名)という寺の名称の起源とのこと
(下)内部の写真 湧水に満たされている
建築内には石組と泉があり
石組は建物周辺にも広がっている
この石組は立て看板の説明によると
「日本最古の庭園である・・・
蓬莱山をかたどった石組
中央より人、神仏、鶴、亀と配されている」とある
具体的にはどれほどのものかはわからないが
古いものであることは確かそうである
外部にも枯山水のような石組みがある