吉良町の華蔵寺は吉良家の菩提寺として

1600年(慶長5年)に創設された

しかし吉良家の起源は鎌倉時代にさかのぼる

西尾城の前身西条城を築いた足利義氏(前述)が

承久の乱(1221年)の功績により

この地の守護職に就いたのことが起源である

その次の代からはこの地方を守護として治めるため

足利姓から吉良姓と改めた

その後14代目がこの寺を創設し

17代目が誰もが知る

吉良上野介義央(よしひさ)である

忠臣蔵では悪役だが

地元では名君として領民に慕われたとか

 

門を入り

うっそうとした樹木に囲まれた

急な階段を上ると本堂がある

 

右側の建物が本堂

写真のスペースには菩提所がある

(写真には見えていない)

 

創設されたときにつくられたという庭が

本堂北の山側に残っている

山の急斜面を山留めしながら

石と刈込でデザインしている

中央に枯滝を配し

手前の石組が亀島

雪見灯篭がある出島が鶴島