竹生島宝厳寺の唐門は

秀吉大坂城の遺構ということが明らかにされている

これが大坂城でつくられたのが慶長元年(1696年)

慶長5年(1600年)に豊国廟極楽門に移築

慶長7~8年(1602~3年)に秀頼の命で

竹生島に移築されたという記録が残っている

豪華絢爛という言葉がぴったりの建築である

2020年修理を終えたばかり

漆塗りなど塗料が鮮やかで

今が見どころである

 

(下)唐門に続く観音堂にも秀頼の命で

京都からもたらされた材料が部分的に使用されている

下は重要文化財の船廊下

唐門や観音堂と同時期につくられたもの

寺発行のチラシによると

秀吉の御座船「日本丸」の骨組みを利用したという

 船廊下内部

この廊下は唐門→観音堂から都久夫須麻神社本殿をつなぐ

左右とも連子窓で内部は明るく

琵琶湖の風景を眺めながら行き来できる

屋根を支える組み物は江戸時代の

過飾の一歩手前というところか