城滋賀日本建築アトリエひとりごと
彦根城 天守のはなし
彦根城は慶長9年(1604年)に普請開始して
元和8年(1622年)完成する
井伊家年譜によると天守は
慶長12年(1607年)頃に大津城天守を移築し
「大工何某が恰好よく作り直した」とある
石垣は中央部は自然石を積み
隙間をさまざまな大きさの栗石で埋め固定している
角部は四角く加工された石を積んでいる
その中には矢跡がある石もある
内部は軍事的な建物ゆえ構造材や外壁材がむき出しで
仕上は簡素である
下は最上階の3階内部
曲りくねった丸太をパズルのようにうまく組み合わせて
屋根架構ををつくる
2階華頭窓から外を見る