2022/12/09 住居城滋賀日本建築庭アトリエひとりごと 彦根城 「埋木舎を見ずして井伊直弼は語れない」 埋木舎(うもれぎのや・国指定史跡)は 1759年(宝暦9)以前に建築された井伊家の藩公館 直弼公はここで17歳(1832年)から15年間生活し 茶道、和歌、謡曲、禅、武術を修業し、 文化人としての人格形成がされた、とある 門を入ると玄関(ほぼ北向き)があり 左の築地塀にある戸から庭に入ることができる 参観はこの庭から各部屋を見ることになる 下は東向きの部屋広縁は畳敷きで 欄間には和紙障子が板戸があり 入る光を制御するのであろうか もちろん掃出しの障子にも板戸(雨戸)はある このあたりを寝室としたのでしょうか? 下写真 この部分が南向きの部屋で この住居の生活の中心である L字型平面でその中心ほどが真南にあたる したがって南からの光を中心に 朝日や夕日もほぼ均等に入ることになる 欄間も上下いっぱいに和紙障子を入れ 光を導き入れている 撮影は10月半ばの午後2時過ぎころ 正面に見える西向きの部屋には 午後の西からの光が入り快適そうである 太陽がもう少し低くなると 上部の欄間からも陽光が入り 広縁が光に満たされるであろう Related Posts この記事もよく見られています 2021/05/05 滋賀日本建築ランドスケープ環境・景観庭アトリエひとりごと 長浜 安楽寺の参道と庭園の不思議 2022/04/30 街並み滋賀日本建築環境・景観庭アトリエひとりごと 滋賀 坂本の町の穴太積み石垣 2022/05/02 滋賀日本建築庭アトリエひとりごと 坂本の盛安寺 あれこれ 2022/08/25 滋賀日本建築庭アトリエひとりごと 米原 青岸寺の庭園 前の記事 一覧に戻る 次の記事