2021年に 12年にわたる大規模な解体修理工事を終え

再び薬師寺伽藍の全貌が現れた

昨年末 薬師寺を久しぶりに訪問した

前回は2018年の4月、解体修理真っ只中で

東塔は大きな仮囲いに覆われていた(下写真)

1976年に金堂が 1981年に西塔が

西岡棟梁の手で再建され

その後の東塔の解体修理で

全貌が見られるのが待たれた

さすがに1300年の風雪に耐えてきた東塔は

無言ながら貫禄に満ちている

長い時間を経ることで出る風格は何物にもかえがたい

恐れ多い神々しさすら感じる

西塔は完成してからまだ日が浅く

地に足つかぬ姿に見える

西岡棟梁が書いているように

何百年後には東塔と同じ姿になると

左から順に東塔、金堂、大講堂を見る

大講堂正面