岡崎には日光東照宮と同じ時期に

徳川家光により造営された神社が2社ある

三者とも1636年に完成している

規模や装飾はさすが日光に比べ控えめであるが

それなりのよさがある

一つは伊賀八幡宮

これは1470年四代松平親忠が

松平家の氏神として三重県伊賀から移した

現在の社殿は

徳川三代将軍家光が1636年に造営したものである

随身門(重文)

高欄を支える蟇股

日光東照宮と同様彩色豊かな彫刻で飾られている

 

神橋(重文)から随身門を見る

橋は大きな蓮池をまたいでいて

味のある風景をつくっている

本殿(重文)

公道近くに最初の鳥居があり

長い参道はいまだに確保されている

 

もう一つは六所神社

1542年竹千代 のちの徳川家康が生まれ

産土神として礼拝があったという

これも家光が1636年に造営した

下は楼門

拝殿を見る

拝殿の唐破風の装飾

この時代に特徴的な装飾がされている

 

最右端の建築が楼門

その次の一群の建築は

右から拝殿、幣殿(拝殿と本殿を繋ぐ部分をいう)

そして本殿と続く

本殿妻部の装飾

持ち出し組み物や蟇股

そして妻を飾る大蟇股など

日光と共通する装飾がある