滋賀日本建築ランドスケープアトリエひとりごと
石山寺は飛鳥~奈良時代は石切り場であった
先週 昨年に引き続き
ふたたび石山寺を訪問
それはここが奈良時代に石切場であったことを
自分の眼で確認したかったからである
本堂すすむと確かに石切場跡があった
今でも採石跡が残され
そして近年の調査では
ここから切り出された石が
天智天皇が建立した
奈良飛鳥の川原寺中金堂の礎石に
使用されたことが判明しているとのことである
下の写真の本堂前岩山の直下に元の石切場がある
747年(天平19年)に良弁僧正により開かれた寺であるが
その前から石切場として使われていたことになる
石切場を示す案内看板
本堂周辺も珪灰石がごつごつと頭を出す
ちょうど桜が満開で
境内は桜色の華やかな雰囲気で満ちていた
改めて珪灰石の圧倒的な大きさや量の多さにサプライズ
国宝多宝塔の優美な姿
カメラ目線を少し上げると
プロ―ションのよさを撮ることができた