日本建築京都アトリエひとりごと
京都 二つめの国宝唐門 豊国神社唐門
豊臣秀吉にゆかりのある京都の国宝唐門として
先回あげた西本願寺の唐門のほか
豊国神社唐門と大徳寺唐門をあわせて
京都国宝三唐門とよばれている
もう一つ秀吉が関与している門として
醍醐寺三宝院に国宝唐門はあるが
全く違う形式の門である
秀吉関連ではもうひとつ京都ではないが
滋賀県竹生島に国宝唐門が残っている
これは資料的にも確実に秀吉の遺構といえるもので
以前このブログでも紹介しました
今回は豊国神社の唐門です
この写真で見るように
三唐門のなかでは最も豪壮で力強さを感じるデザインで
結果的に秀吉らしさを感じます
彫刻も江戸初期の寛永の時代ほど派手ではなく抑制されている
蟇股のデザインはのびやかで堂々としている
これは秀吉の時代のものと考えてよいのではないでしょうか