滋賀県湖東三山の一つ西明寺は

近くにある国宝金剛輪寺と同様

本堂が西を向いている

そのため三重塔は北向きの逆光で

いつも写真が暗くなり明瞭に撮りにくい

西を向く理由は現時点では不明ですが

「西明」という名称から

明るい西に向けていることと関係がありそうです

西には琵琶湖があり土地が低く

たっぷり夕日を浴びることができる

または天台宗の本山比叡山延暦寺の

方角を意味すかもしれない

想像は膨らむがそのわけは

現在の私にとっては不明である

そんなことを考えながら

また西明寺に向かう

今回は西日が北へ回りこむ時間帯

閉門時間の午後5時前を目指して拝観した

今回は二天門から入るルートではなく

名勝庭園「蓬莱庭」からの脇道を経て境内に入る

すると現れるのが下の光景である

三重塔に真正面からご対面することができる

このルートもなかなか良い

下は閉門間際の写真

屋根に伸びる陽光の面積が最も大きくなる

屋根下の組み物も明瞭に写り込んでいる

三重塔と本堂と二天門が織りな見事な協奏曲

本堂は正面から西日を受ける

本堂を斜め横から見る

この向きの姿が私は好きである

三重塔から見る

右に本堂 左に二天門

中央にある小さな建屋は手水所

その右脇から境内に入る